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国立公園

ポーランドの国立公園は、国土の1%を占めています。たった1%だなんて少ないですって? いいえ、そんなことはありません。山に海に湖に、そこには地理上のありとあらゆる場所が含まれていますし、ヨーロッパ・バイソンや広大な砂丘、昔ヤギェウォ王が木陰で休んだと伝えられる大木すらも目の当たりにできるのです。



国立公園は合計23ヶ所あります。最も長い歴史を持つのはビャウォヴィエジャ国立公園(Białowieski Park Narodowy)で、86年前に指定されました。公園の一部をなす原生林には、ヨーロッパ最大の哺乳類であるヨーロッパ・バイソン(ポーランド語でジュブルżubr)から、最小の哺乳類で体重わずか数グラムしかないトガリネズミの仲間までが棲息しています。この公園の木々は他に類を見ないほどの樹齢と大きさでも知られています。「ヤギェウォ王のオーク」の名で知られる樫の木は幹の周囲550 cm、高さ39 mもの大木で、王がグルンヴァルトの戦いに向かう途中、この木の下で体を休めたと言われています。

最も新しい国立公園はヴァルタ川河口(Ujście Warty)で 、スウォンスク村に近接する水に覆われた平野の一部を保護するために指定されました。ここには250種以上もの野鳥たちが棲息しており、うち170種は この地で繁殖活動を行っています。また他の渡り鳥たちもこの地で旅の羽を休めます。

最大の国立公園ビャウォヴィエジャは、ほぼ全域がスポンジ状の泥炭質の土壌で水を多く含み、川が網の目のように流れているため、有数の保水地帯となっています。最も小さな国立公園はオイツフ(Ojcowski Park Narodowy)で、プロンドニク谷(Dolina Prądnika)のうち、幻想的な形状をした石灰岩や洞窟、ピアスト王朝時代の古城などが見られる全長12 kmの範囲が指定されています。

国立公園は記録の宝庫です。世界には2ヵ所だけ、大都市に隣接した原生林があるのですが、そのうちの一つがワルシャワ近郊のカンピノス国立公園(Kampinoski Park Narodowy)です(もう一つはナイジェリアにあります)。ナレフ川(Narew)はその流域の殆どが国立公園として保護されているのですが、支流が細かく網の目状に拡がる河川としては世界に2つしかないうちの一つとなっています。そしてストウォヴェ山地国立公園(Park Narodowy Góry Stołowe)は、ヨーロッパで唯一のテーブルマウンテンからなる山地なのです。

国立公園は自然の保護を目的として設けられていますが、歴史的なできごとにまつわる話も多く残っています。ポレスキ国立公園(Poleski Park Narodowy)内にあるソスノヴィツァ(Sosnowica)はその昔、若き日のコシチューシュコが領主の娘に恋したものの、伝統にのっとり黒いスープを出されてあえなく求婚を断られた、というまさにその場所です。カンピノス国立公園に隣接するジェラゾヴァ・ヴォラ(Żelazowa Wola)村はフリデリク・ショパンの生誕の地です。

ポーランド人が好んで訪れる国立公園はヴィエルコポルスキ(Wielkopolski)タトラ山地(Tatrzański)、そしてカルコノシェ(Karkonoski)です。野鳥の宝庫として世界的に有名なスウォヴィンスキ、ビエブジェ、ナレフ、ポレスキ、ヴァルタ川河口の各国立公園には野鳥愛好家の外国人客も多く訪れます。

この公園は、ポーランドではビャウォヴィエジャ原生林に次いで大きな森林地帯を形成するトゥホラの森の一部を含んでいます。稀少な植物、絶滅の恐れのある植物の生育地がある他、オジロワシ、ワシミミズク、クロヅルのような稀少な鳥もいます。
バルト海に面したスウォヴィンスキ国立公園には広大な砂丘があります。 約3万2千ヘクタール、東京ドーム約7000個分、日本の鳥取砂丘が東京ドーム117個分の面積であるのと比べるとそのスケールの大きさがよくわかります。
「ビャウォヴィエジャ」という名称は日本ではあまりなじみがないと思われますが、意外なところでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。お酒の好きな方なら、きっと一度はどこかごらんになったことがあるズブロッカというウォッカ。実は、この名前はこのビャウォヴィエジャ原生林のジュブル(ヨーロッパ・バイソン)に由来するものです。
バビァ・グーラは1725mの標高を持つ、西カルパティ山脈の山で、どこよりも高くそびえています。この公園の特徴は、わずか数平方キロメートルの面積の中に、きわめて多様な植物相、動物相、景観を一時に見られるところにあります。
ポーランドで最大の面積を誇る国立公園で、5万9千ヘクタールにおよびます。この広大な湿地帯には275種もの鳥類が確認されており、稀少種あるいは絶滅危惧種も多く、1995年、ラムサール国際条約に登録されました。
ビェシュチャディ国立公園は、ポーランド最大の山岳国立公園です。貴重な植物が見られるだけでなく、国内のすべての大型肉食獣とその他の哺乳類が棲息しています。その中にはタイリクオオカミ、ヨーロッパバイソンなどの再導入種も含まれています。
オイツフ国立公園は、クラクフ近郊にあり、ポーランドの国立公園で最も小さいものです。「ヘラクレスの棍棒(Maczuga Herkulesa)」と呼ばれる、上に行くに従って広がっていく縦長の巨石があることで知られています。
ピェニーヌィ国立公園は、極めて変化に富んだ地形と豊かな動植物の分布をもつピェニーヌィ山脈の一部を含んでいます。大きな見どころはドゥナイェツ渓谷で、筏での川下りは、観光客にとって最高の魅力となっています。
タトリ国立公園はカルパティ山脈に属する最も高い山脈に設けられています。石灰岩やドロマイト地質の一帯にはカルスト現象が発達しており、最も大きな洞窟は、深さ800m、総延長は20kmを超えます。
ヴォリン島の風光明媚な景観と豊かな自然は、ヴォリン国立公園の最も大きな価値です。森林で覆われた丘陵、切り立った海岸、湿原、湖沼地帯、海を擁しているこの公園の特徴は、長さ約11kmにわたる高い崖の海岸です。
ドラヴァ国立公園は、ポーランドの北西部、南ポモジェ湖沼地帯にあります。古木や、樹齢数百年のブナ林に覆われた河谷、茅の生茂った湖、林間の湿原といった多様な景観には驚かされます。
ゴルツェ国立公園は、西ベスキディ山脈に位置します。天然のブナ・モミ林やトウヒの森が残ることで知られています。
グーリ・ストウォーヴェ国立公園は、その特異な地質構造の点から国立公園に指定されました。激しく浸食された砂岩がヨーロッパでは類を見ない景観をかたちづくり、動物や人物を思わせる形状の無数の岩が立ち並んでいます。
カンピノス国立公園は、一国の首都に隣接するものとしてはヨーロッパで唯一の国立公園です。「ワルシャワの緑の肺」と呼ばれるカンピノス原生林を保護するため設立されました。ワルシャワにはここからいつもきれいな空気が流れ込んでいます。
カルコノシェ国立公園は、カルコノシェ山脈の山頂部に位置します。後氷期の巨大な浸食盆地がかたちづくる数多くの奇怪な形状の花崗岩が見られます。
約20,000haの面積をもつマグラ国立公園は、この山脈に最も典型的な景観、低山と中山の景観をそなえたベスキト・ニスキ山脈(ベスキディ山脈を構成する山脈の一つ)の一角を占めています。
ナレフ国立公園は、「ポーランドのアマゾン」とも呼ばれています。広い沼地は、200種類以上におよぶ鳥類のサンクチュアリとなっています。
ポレシェ国立公園
湿原、森林、湖、砂丘、農地からなるこのポレシェ地方は、わが国で最も平坦な場所の一つです。ポレシェ国立公園は、かつてはヨーロッパ最大だったポレシェ湿原の一部を含んでいます。
ロストチェ国立公園は、ポーランド中東部に位置しています。自然という点から最も貴重な中央ロストチェ丘陵を含み、その面積の95%は、天然の森林によって占められています。
スウォヴィンスキ国立公園は「移動砂丘」で有名なバルト海沿岸の公園です。青々とした林の木々を風によって移動した砂丘の砂が堆積すると後には枝ばかりとなった枯れ木の森が残され、このような特異な景観が生まれました。
シフィエントクシスキ国立公園は、ポーランド最古の山地であるシフィエントクシスキ山地の最も高い山脈ウィソグリ(禿山の意)を含んでいます。山々の山頂部分のかなりの面積が岩場で占められていることで有名です。
2001年に創設されたヴァルタ川河口国立公園は、最も若いポーランドの国立公園です。真ん中を横切ってヴァルタ川が流れるこの公園は鳥類学上国内で最も貴重な地域の一つで、ラムサール国際条約にも登録されています。
ヴィエルコポルスカ国立公園はヴィエルコポルスカ湖沼地帯に位置しています。谷には数多くの湖があり、中でも最も美しいとされているのがグレツキェ湖です。ヴァルタ川とその支流、そして河跡湖もまた地上に水の網目を作っています。
ヴィグリ国立公園は、ポーランドの北東部に位置しています。起伏のある公園の景観の大部分はマツ・トウヒ林で、その間に数多くの湖、川、泥炭地が見られます。

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