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グーリ・ストウォーヴェ国立公園

グーリ・ストウォーヴェ国立公園は、その特異な地質構造の点から国立公園に指定されました。激しく浸食された砂岩がヨーロッパでは類を見ない景観をかたちづくり、動物や人物を思わせる形状の、互いに孤立した無数の岩が、その景観を構成しています。動物か人物――それは「駱駝」、「卵を抱く雌鶏」、「栗鼠」などの名前に映されています。こうした奇岩の異常なほどの集合体が、「ブウェンドネ・スカウィ」(間違った岩)と呼ばれる迷路であり、それはグリ・ストウォヴェ一番の高台、深さ17Mにも達する深い裂け目が特徴的な「シュチェリニェツ・ヴィエルキ」(標高919M)で見ることができます。森に、そして草原に打ち捨てられた風情の奇岩もまた、非常に印象的なものです。隙間なく合わさった奇岩のそれぞれの頂上には、盆栽を思わせる面白い形のマツが生え、あちこちに〈岩上の森〉を作っています。異常なほど密集した林の中では、スズメフクロウやキンメフクロウが見られます。グリ・ストウォヴェの多くの草原は、セイヨウキンバイソウに覆われています。また、スデティ山脈(ズデーテン山脈)のランの草原も、同じように美しいものです。春には、そこからヨーロッパウズラやウズラクイナの大きな鳴き声が響きわたり、秋には、数多くのシカの群れがそこで餌を探します。一つ一つの泥炭地や湿地は、高位泥炭地に典型的な植物で覆われています。流水や止水域もまた、非常に多くの両生類、中でも、ここでは珍しくないミヤマイモリや、数少ないファイヤーサラマンダーの生息地になっています。

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