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 ショパンが少年時代に夏を過ごしたことで知られるシャファルニアからも至近で、1824年にはショパンもこのゴルプ城を訪れています。(ちなみにこの城の最後のオーナーはショパンとゆかりのあるスカルベク伯爵家でした。)
レンガ造りの城は13世紀末から14世紀にかけての建築。チュートン(ドイツ)騎士団とポーランド王国軍が争奪戦を何度も繰り広げた戦場としても有名です。1466年からはトルンのライバルの商都として繁栄し、ゴルプ城はポーランド国王ジグムント3世の妹アンナ・ヴァーザ姫の保護を受けるようになりました。アンナ姫は町の街路の清掃を義務付けるなどして景観の美しさを保つことに気を配る一方、自ら自然科学への深い関心があったことから近くに植物園を設置しました。そしてポーランド国内初のたばこ栽培を行い、ゴルプはもっとも華やかな全盛期をむかえました。
 その後、大洪水時代と呼ばれたスウェーデン軍の侵略戦争によってゴルプ城は廃墟となり、第1次ポーランド分割でプロイセン領となります。ポーランドへの帰属を望む住民の願いをかなえたのはナポレオンでした。ゴルブはフランス軍のおかげで一旦プロイセンから解放されるのですが、ナポレオンの失脚により人々の喜びはほとんど糠喜びに終わってしまったのでした。国境という地の利から、プロイセンからロシアへの密輸、闇取引などが盛んになり町が活気を取り戻したのもつかの間、帝政ロシア政府は厳しい取り締まりを行うようになり、それによって途端に零落の一途をたどったというのがゴルブ=ドブジンの歴史を短くまとめたものになります。


ゴルプは小さな町で、街から丘を見上げると高台にあるレンガ造りの城が見えます。

城がある丘からのながめ

お城の中にある地下牢。二層式で中には観光客が投げ込んだコインがたくさん。


城の中庭で、建物の中には船や昔の生活に使われた機械類が展示されています。
また古城ホテルとしても営業しています。
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ゴルプの広場にもうひとつホテルがあります。。

VABANKは映画に由来するおしゃれなプチホテル。1Fにあるレストランは落ち着いた雰囲気。

チキンフィレとほうれん草のコピトカ(ニョッキ)

温かいベイクドチーズケーキの生クリーム添えがここの人気デザート

[アクセス]
トルンから北東に40キロ。バスで約1時間。
バス時刻検索(外部リンク)

[見どころ]

ゴルブ城、聖カタジナ教会(14世紀)、広場にある木造りの住宅(18世紀)、プロテスタント教会(1909年築)、堡塁(14世紀前半)
ゴルプ城公式サイトZAMEK GOLUBSKI(外部リンク)

[宿泊]
ゴルブ城のホテル予約(外部リンク)
Vabank公式サイト(外部リンク)

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