Warsaw 16.1 ºC
連絡先
ピェロギ Pierogi

ピェロギの作り方

伝統的なピェロギの生地は、小麦、水、卵、塩少々というごく簡単な材料で作ります。ピェロギのことを説明するのに「ポーランド風ギョウザ」という言い方をよくしますが、一般的に思い浮かべる中華風餃子よりも皮が分厚くてもちもち、作り方からしてもどちらかというと水餃子をイメージしていただく方が近いかもしれません。

ポーランドでは夏になるとフルーツ入りのピェロギが食卓をにぎわすようになります。中に入れてあるフルーツはいちご、黒すぐり、さくらんぼなどさまざま。またポーランドで人気があるのは甘いチーズの入ったピェロギで、干しぶどうが入ることもあります。赤カブのスープ〈バルシチ〉には、小さなピェロギが具として浮かび、ポーランド北部にあるスヴァウキ地方に伝わる巨大なピェロギ・ジュムツキェには、マシラクという種類のきのこが詰めてあります。ピェロギ・ルスキェは、カテッジチーズに似た白チーズ、玉葱、ピュレーにしたジャガイモが具の材料で、これは南部のマウォポルスカ地方でよく食べられています。

何といっても、観光客の一番人気はキャベツときのこが入った伝統的なピェロギ。逆さにしたコップで小麦の生地を円形に切り取ってピェロギの皮を作り、ゆでて細かく切ったキャベツときのこの具をのせます。半分に折りかさね、指で縁を押さえてゆき、半月のような特徴のある形を作ります。自然の食材に塩とこしょうのだけの素朴な味わいです。

ポーランドのピェロギはどこのものも美味しくてはずれはありません!でも、《ピェロギ・グルメの旅》を考えていらっしゃるならポドラシェ地方をおすすめします。活動的な休暇を過ごす人が多いこの地方ならではの、カロリー満点のスタミナ料理です。

酢漬けキャベツときのこのピェロギ

【材料】

生地: 強力粉500g、水 カップ1、卵黄1、バター 小さじ1、塩 少々

具: 酢漬けキャベツ500g、干しきのこ(マッシュルームやエリンギで代用可)100g、塩、こしょう

【作り方】

生地: ボールに小麦粉、塩、卵の黄身、バターを入れてよくこねます。そして、片手でお湯をゆっくり注ぎ入れ、だまにならないようにもう一方の手で混ぜ続けます。少し小麦粉をふるった板に生地をおき、麺棒で伸ばします。そしてコップで丸く生地をくり抜きます。

具: もしもキャベツが酸っぱすぎる場合は少々絞って、鍋に水を注いでキャベツを入れます。煮えたら味付けに固形スープの素を少々入れてください。きのこは水でもどして、ゆでます。キャベツを水切りし、細かくきります。きのこも同様です。すべてを深めのボールに移し、オリーブ油を大さじ数杯入れ、塩、こしょうで十分味付けをします。伸ばした小麦の生地から丸い形をコップで切り取り、具を入れて真ん中がふくれた形になるように閉じます。沸騰しているお湯に少しオイルを入れ、浮き上がるまでゆでます。

ボイルしてバターをのせても、またボイル後フライパンできつね色になるまで焼いても美味しく召し上がれます。
Smacznego(スマチネゴ「美味しく召し上がれ」の意味)!

ニュースレター配信登録をする

弊局の所在地

ポーランド政府観光局
〒160‐0023
東京都新宿区西新宿3-4-4
京王西新宿南ビル7階