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万一体調を崩したときのために、医療機関の受診制度などを調べておきましょう。花粉症や何か特定の物質や食べ物にアレルギーをお持ちの方は予防のためにも十分に事前準備をしておくことをおすすめします。

医療について
EU加盟諸国出身の旅行者にはEU内共通の保険制度が適応されるため、ポーランド滞在中の病気の際には無料でポーランドの医療機関の受診を受けることができます。

病院・歯科医

日本人向けのインフォメーションはこちら(在ポーランド日本国大使館)のページをご覧下さい。



ポーランドでは殆どのスーパーマーケット、ドラッグストア、キオスクなどに処方箋なしで買える薬(痛み止め、ビタミン剤、風邪薬など)が揃ってい ます。ポーランド製の薬の他、欧米の主要製薬メーカー製の製品も数多くありますので、日常的に服用している薬の名前などを控えておくと役に立つかもしれま せん。


アレルギーをお持ちの方に
花粉症などのアレルギーをお持ちの方にとって、旅行先の環境や気候は大変気がかりでしょう。ポーランドでも日本と同様、春から夏にかけて様々な植物の花粉やキノコの胞子が飛びますし、慣れない寝具などによるハウスダストもアレルギー症状の原因となりやすいものです。

アレルギーに苦しまないためのアドバイス

アレルギー体質の方は、ハナウド(タトリやポトハレにとくによくあります)に触れたり、近寄ったりしないようにしてください。この植物は皮膚に治 りにくい炎症を起こします。その他の花は、花粉によるアレルギー症状が出ることはあっても、それほど危険なものはありません。バルト海沿岸地方はアレル ギーの原因となるものがあまり空気中に飛んでいない地域なので、アレルギーが出やすい時期にはそういったところへの旅行を考えるのも一つの方法です。より 快適な旅行をするために念入りな対策をとっておきましょう。

- 車内・・・車の窓はできるだけ閉める。専用の空気清浄フィルターを使って車内にアレルゲンが入るのを防ぐ。

- 屋外・・・特に注意が必要。できれば、なるべく花粉の少ないシーズンを選んで旅行計画を立てる。

- くすり・・・アレルギーの発症を抑える薬を旅行前に用意、携帯する。抗アレルギー剤の飲み薬、かゆみ止め軟膏やじんましんを抑えるクリーム、アレルゲンを 洗い流す目薬など。ポーランド国内でもこれらの薬のほとんどは、処方箋なしで薬局、ドラッグストア、スーパーマーケット等で購入可能だが、医薬品名が日本 と異なることが多いため常備薬を持参するのがベスト。

- 就寝時・・・自分が普段使っている枕を持って行くか、ホテル備え付けの枕の材質を調べておく。大きなホテルでは、アレルギー対策を施した特別な部屋をリクエストできる場合もある。

- 衣服・・・洋服についた花粉などのアレルゲンを寝室に持ち込まないよう、ベッドルームでの更衣は避ける。

簡単な注意をするだけで、鼻炎や涙目に悩まされることなく、快適な旅行をエンジョイできるでしょう!

このような一般的なアレルギー症状を抑えるためには、その原因となるものをできるだけ排除することが大切です。ある地域に長期滞在しようとする時、または アウトドアのレジャーを楽しもうという時には、花粉の飛散シーズンでないかどうかを予め調べておきましょう。アレルゲンになる植物と、その花粉の飛散時期 は下記のとおりです。

◇ ハシバミ・・・落葉低木、1月末から4月にかけて開花します。
◇ ハンノキ・・・または落葉低木 (ミヤマハンノキ) – 2月から4月前半にかけて葉がのびる前に開花します。
◇ シラカバ・・・空気中に花粉が飛散し、濃度は大変高い。4月下旬から5月初めに開花します。
◇ イングリッシュオーク・・・5月に開花します。
◇ マツ科の植物・・・ヨーロッパアカマツ, ヨーロッパトウヒ, モミ, カラマツの花粉飛散密度は非常に高く、特に4月末から5月が最高になります。
◇ ポプラ・・・雌雄異株(雌雄それぞれの花が別の木に咲く)で、3月から4月にかけて花粉飛散があります。
◇ 芝・・・5月半ばから8月半ば最も危険なシーズン。芝の花粉に対するアレルギーは花粉症患者の中でも最も多くなっています。
◇ ヨモギ・・・風媒花 で、種類は400にも上ります。地面にごく近いところでは、花粉飛散密度は非常に高くなります。
◇ オオバコ・・・5月、6月、7月に花が咲き、都市部よりは農村部、野原や牧草地などで花粉飛散濃度が高くなります。
◇ アカザ・・・雑草、7月から8月に開花しますが、花粉飛散密度は高くありません。
◇ イラクサ・・・大量の花粉が飛散します。また、花粉の時期も長く、飛散密度は高くなっています。

水道水
ポーランドの水道水は色・味・臭いなどの国際安全基準を満たしてはいますが、飲用に用いる際は一度沸騰させるのが一般的です。都市部の水道局では 消毒に塩素を使用しているため、時々水が塩素臭く感じられるときがあります。その塩素臭を飛ばすため、また慣れない土地の生水を飲用することによるお腹の 不調といった危険性を取り除くためにも、飲用前に水道水を沸騰させるのがもっとも良い方法と言えます。沸騰させた水は安心して料理やお茶を入れるために使 うことができますが、長期保存には向きませんのでご注意下さい。水の質や味を良くする濾過用フィルターもよく利用されています。

ボトル入り飲料水
どんなお店でも、ペットボトルやガラス瓶入りの飲料水を何種類も置いています。種類としては大きく分けて、源泉水、テーブルウォーター、ミネラルウォーターがあります。

- ミネラルウォーター(Woda mineralna)・・・一種類の源泉水を加工せずそのままボトリングしたもの。天然のミネラル分を多く含んでおり、適量を摂取する限りにおいては人体に必要なミネラル分を補う効果が期待できる。
- 源泉水(Woda źródlana)・・・一種類の源泉水を使用したもの。ボトリングの際、成分調整をすることがあるが、含まれるミネラル分が比較的少なく、飲用する量には制限無し。
- テーブルウォーター(Woda stołowa)・・・複数の源泉水やミネラルウォーターなどを混ぜ合わせたり、塩やミネラル分を加えて調整された水。特に飲用量の制限は無い。

ポーランドには数多く鉱泉治療で有名な保養地がありますが、それらの源泉から汲み上げられたミネラルウォーター類も健康食品専門店、薬局、スーパーマーケットなどで広く販売されています。

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