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ナイトライフ

ポーランド人は社交好きでブラジル人にも負けない陽気な国民です。彼らがダンスや娯楽に興じる姿を最もよく見られるのは謝肉祭の頃です。その後復活祭まで 40日間にわたる四旬節は、暴飲暴食や娯楽を慎む期間とされているため、その前に大いに楽しんでおこう、ということなのです。

ポーランド人たちは遊びの天才です。クラクフでもワルシャワでも、ヴロツワフでもウッチでもソポトでも、どの都市にもクラブやディスコ、コンサートホールが立ち並び、新しいアミューズメント施設も続々とオープンしています。

一晩のうちに、70年代風ディスコでひとしきり踊った後、ジャズのライブを堪能し、最近はやりのポエトリー・スラムに顔を出す・・・といったことだって可能です。また中に選ばれたセレブだけが入ることの出来るシークレットイベントなども数多く開催されています。

ライブやイベントを主催するクラブやカフェなども多く、ショーやスペクタクルを楽しんだ後、新進気鋭のアーティストたちと交流することもできます。ワルシャワのストドウァStodoła、トルンのオド・ノヴァOd Nowa、ポズナンのエスクラプEskulap、クラクフのロトゥンダRotundaといったスチューデント・クラブではいつもロックコンサートが行われています。

ジャズ・ファンは是非ヴロツワフのルーラRura、ビドゴシチのムスクMózg、ワルシャワのアクファリウムAkwariumといったジャズクラブを訪れてみて下さい。カトヴィツェのスポデクSpodek、ヴロツワフの百年記念会館Hala Stulecia、ポズナンのアレーナArena、ワルシャワの文化科学宮殿内コングレス・ホールSala Kongresowaのイベントスケジュールもよくチェックしてみましょう。時には世界のトップアーティストのコンサートに出会えるかもしれません。


ポーランドの居酒屋(クナイパ)は、最近ではパブpubと呼ばれるようになってきていますが、伝統的な英国のパブとはちょっと違います。ポーランドのパブの多くは、たしかにアイルランドやスコットランドの酒場に似たスタイルで、ブリテン諸島の上等なビールも各種置いていますが、店ごとにオリジ ナリティーに富んだインテリアと雰囲気が売り物です。パブは「最後の客が出るまで」を信条に営業していますから、一晩中、時には夜明け頃までやっていることもあります。ディスコdyskoteka は、パブとはまた違い、ヒップホップやテクノ、時にはジャズや激しいロックミュージックにのって踊り明かす、そんな目的で人々が集まってくる場所で す。


クラクフは、どこよりもたくさん素敵なパブが集まっている街です。中央広場の周辺だけでも、文化財でもある古い建物の地下に、ユニークな店構えとムードを 持つパブが100軒以上あります。学生やビジネスマン、老若男女でにぎわい、席を見つけるのが難しい時もあるほどです。クラクフの旧ユダヤ人街、カジミエ シュ地区も同じような賑わいをみせています。クラクフの週末は、国内のあちこちからの客で賑わいます。今や、300kmも離れたワルシャワからわざわざ週 末を過ごすために人々がこぞってこのヴァヴェル城の街を訪れる、というのが一つのトレンドにすらなっているほどです。

眠らない街クラクフにもライバルがないわけではありません。パブの軒数にかけては、グダンスク、グディニャ、ソポト、ポズナンやヴロツワフような学生の町 も引けを取りません。ウッチも娯楽の盛んな都市の一つです。有名なピョトルコフスカ通りは全長4kmにわたってパブ、ナイトクラブ、レストランが延々と軒 を連ねる、ポーランドではもちろん最大、ヨーロッパでも最長の繁華街です。
この一帯を「バーミューダの三角海域」と呼ぶ人がいますが、迷い込んだら最後、もう戻れない、というジョークです。もっとも、永久に戻れないということはないでしょうけれども、少なくとも夜明けまで、たっぷり数時間はあり得るかもしれませんね。

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