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ウッチ市は19、20世紀にかけて綿紡績に支えられて発展した都市で、社会主義時代にはワルシャワに次いで2番目に人口が多い都市として知られてきました。(現在はクラクフについて3番目)
この『ポーランドのマンチェスター』を支えたのが、歴史的な背景からこの街に集まった4つの異なる文化を持つ人々でした。特に、ユダヤ人資本家は巨大なレンガ造りの工場を築き、自らの邸宅はもとより周辺地域から集まってくる労働者とその家族のための住宅や学校、売店などを作り、職を求めてやってくる人々の数はめざましい勢いで増えてゆきました。現在もかつての労働者住宅には人が住み、お洒落にアレンジをしたアトリエとなっている部屋もあります。レンガ造りのレトロな工場は、内部を改築しておしゃれな集合住宅やショッピングモール、観光スポットとして有効利用されています。
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左はメインストリートのピオトルコフスカ通りで。ウッチという名称が由来する船が描かれています。
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"Piotrkowska street" autorstwa OpenStreetMap - OSM. Licencja CC BY 2.0 na podstawie Wikimedia Commons.

↑ピオトルコフスカ通りの交差点から。
ピォトルコフスカ通りにはかつてウッチの富豪たちが建てた、それぞれに趣向が凝らされた美しい石造りの建物が並ぶ約4キロのメインストリート。
商業エリアの通りとしてはヨーロッパ最長といわれます。
Piotrkowska street
四つの文化を探しにこの通りからさらに歩いて近くにある市民墓地を訪れました。

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この墓地には四文化の交差点としてのウッチを象徴するポーランド、ドイツ、ロシア、ユダヤの人々の墓碑が並んでいます。
入り口の近くには、写真のようなロシア正教の墓所がありました。(上)
広い墓地の中を歩くと、墓碑銘や没年、時には生前の写真が入ったプレートが付いたお墓があり、19世紀のウッチに生きた市井の人々の姿が言葉にも写真にもならない姿として見てきます。
 
 
 
 
 
 
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さて、下の建物は何に見えるでしょうか?
教会ではありません。同じ墓地のなかにあるウッチの大資本家シャイブラーの霊廟です。ワイダの映画「約束の地」に出てくるような、ユダヤ系大富豪の財力がどんなものだったかを垣間見ることができる建築です。
 
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クラクフやワルシャワとはかなり違った楽しみ方のあるウッチの街。ぶらり歩きの最後に、赤レンガの工場を再生利用したショッピング&アミューズメント施設マヌファクトゥーラManufakturaに立ち寄って、老舗のWedelでホットチョコレートはいかが?お味はかなり濃厚でゆるく作ったチョコレートムース風。
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文化と歴史のモザイクを体感しにウッチを訪れてみませんか?
 
【アクセス】 

鉄道を利用すればワルシャワから2時間程度。また、早くて安い移動方法ならバスがおすすめ。
これらのバス会社ではオンラインでチケットの予約・決済ができます。 
Modlin Bus:   http://www.modlinbus.com/ 
Polski Bus : 
 http://www.polskibus.com/en

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