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ポーランドには他の国々では見られないような、人類の編み出した工業技術に関連した観光スポットも数多く存在しています。昔の人々の技術と創意工夫を目の当たりにすることができるでしょう。

世界的にも他に類を見ないユニークなスポットとなっているのはエルブロンク=オストルーダ運河(Kanał Elbląsko-Ostródzki)です。19世紀中頃、この運河建築計画の認可を求められた当時のプロイセン王、フリードリヒ・ヴィルヘルム4世は一言、「世の中にはこれほどの奇跡的建造物が他にあるのかね?」とだけ尋ねたそうで、まったく王の気まぐれで建設の決定が下されることになりました。この運河は、途中厳しい傾斜があり、その区間をボートが草の茂る陸に上がって登っていく、というアトラクションを楽しむことができます。19世紀に作られたアウグストゥフ運河(Kanał Augustowski)は14の閘門(ロック)を備えた運河で、会議王国時代のポーランドにおける最大の投資事業と言われています。そして現在でも多くの観光客が訪れにぎわっています。

鉄道や自動車で旅する最中にも道路建設の技術の粋を見ることができます。マウジツェ(Maurzyce)には世界初の溶接橋があります。近代の橋梁建築技術の祖となったものです。ボレスワヴィエツ(Bolesławiec)の鉄道橋はローマの水道橋によく似ており、ポーランドで最も美しい建造物に数えられています。これと美を競い合うのは、スタンチキ(Stańczyki)にある二重の高架橋です。規模の点ではヴィスワ川にかかるチチェフ(Trzew)の橋も大変見事です(実際にこれらの橋には列車が往来していました)。

鉄道ファンならヴォルシュティン(Wolsztyn)を訪れないという手はありません。ここはヨーロッパでただ一ヶ所、昔ながらの蒸気機関車が現役で毎日運行している所として有名です。ソハチェフにはヨーロッパ最大規模の鉄道展示が行われている狭軌鉄道博物館(Muzeum Kolei Wąskotorowej)があります。ここにはレールの上を走ることのできる自動車も展示されています。ビェシュチャディ(Bieszczady)やビャウォヴィエジャ国立公園(Białowieski Park Narodowy)では狭軌鉄道の旅を楽しむことができます。

都市部にも優れた技術の結晶を見ることができます。代表例は何と言ってもグダンスクの「木造クレーン」(Żuraw Gdański)でしょう。ウッチ=ルトミェルスク間(Łódź-Lutomiersk)を走る路面電車はポーランドで最長の路線です。近代技術が生み出されるはるか以前にどのように建造されたのだろう、と思わずにはいられないようなものもあります。フォユトヴォ(Fojutowo)に「水の十字路」と呼ばれる場所がありますが、これは2つの川を水を交わらせずに交差させる仕組みです。ビャワ・グーラ(Biała Góra)のノガタ川には信じがたいほど巨大な閘門が設けられています。

ポーランド語で「旧工業地帯」(Staropolski Okręg Przemysłowy)と呼ばれる一帯には技術発展のあとがぎゅっと凝縮されています。その中でもシェルピャ(Sielpia)にある巨大水車やフレヴィスカ(Chlewiska)の木炭高炉はひときわ目をひきます。1967年にはまだシャベルやスコップなどを手工業によって生産していたマレニェツ(Maleniec)には工業技術博物館があります。

ヤヴォジナ・シロンスカ 工業・鉄道博物館

鉄道博物館としてはポーランドでも有数の規模を誇るヤヴォジナ・シロンスカの工業・鉄道博物館Muzeum Przemysłu i Kolejnictwa w Jaworzynie Śląskiejには機関車トーマスの世界のような操車場や20世紀の産業の発展を支えてきた蒸気機関車が並びます。

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