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中世の要塞でこれほど大きなものは、ヨーロッパ広しといえどもどこにもないでしょう。城の建設は13世紀に、ドイツ騎士修道会がここを本拠地とするために始められました。やがてマルボルクは広大な修道会国家の首都となり、城は次の世紀に、立派な「大食堂Wielki Refektarz」と「総長宮殿Pałac Wielkiego Mistrza」を設けるために大幅に増築されました。
赤いレンガで造られた「並城Zamek Średni」と「高城Zamek Wysoki」の城壁、やぐらや門を配した防壁の連なり、さらには、例えば見事なセントラル・ヒーティングともいえる設備、中世の時代には革新的だった様々な技術的工夫は、見る者に強い印象を与えます。
要塞の堂々たる大きさを最もよく見せてくれるのは、川の方からの眺めですが、城内を訪れている間にも、城の威厳ある力と素朴な美しさを知ることができます。現在、城には城塞博物館Muzeum Zamkoweがあり、観光客に多くの呼び物を提供しています。何よりも、再現された室内では、かつての武具、琥珀、磁器やファエンツァ陶器、工芸品などの面白い展示が催されています。
ここでは「光と音」のような歴史をテーマにしたショーが観光アトラクションとなっています。夜の城内見学と同じように、このすてきなショーは忘れられないものになることでしょう。城の広間では、数々のコンサートや騎士たちの宴が中世さながらに催されます。ここ数年は、7月最後の週末に「マルボルク包囲」と題した大掛かりな歴史的野外イベントが開かれ、呼び物になっています。
マルボルクは、この地方の他の8都市で歴史的な品々を集めている「ポーランドのゴチック城郭」協会に所属しています。

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